今年のテーマは「恐れない」

2006.06.17

category: 音楽/その他

「霧の向こうに繋がる世界」感想

霧の向こうに繋がる世界 霧の向こうに繋がる世界
霜月はるか†Revo(Sound Horizon) (2006/06/14)
ティームエンタテインメント

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それでは宣言通り、各曲に関しての感想を。ネタバレ注意。
いろいろ賛否両論あるみたいですが、私はとても気に入りました。

ブックレットを見ないと、どちらが作詞でどちらが作曲なのかわからないくらい、
二人の世界観がぴったりと寄り添っていて驚きました。
歌詞カードも、物語に合わせた素敵仕様で感激。
「スペシャルバージョン」のつなぎ方は、やはり全然頼りになりませんでした。
(同じ曲の後半部→前半部とか、反則ですよ領主様)


1. Weiß 〜幻想への誘い〜
物語の始まりとして、幻想の奥へ奥へと誘うイメージ。
叔母で「はは」と読ませるということは、
「少女」の両親はどちらも死亡or行方不明→少女、叔母に引き取られる
(父は、森から帰ってこないとか、そんな感じ?)
だと推測。で、湖で父親の姿を見つけてしまうと。
”急にたちこめた深い森に〜”で、本当に霧がかかったような音響効果が掛かるのが好きだな。
最後のコーラスのかかり方も、次の曲への橋渡しとして、雰囲気を盛り上げてますね。

2. Schwarz 〜そして少女は森の中〜
1曲目からすっと繋がって、物語は黒を帯びてくる。
うーん、意味深。やっぱり湖(森)はいろいろと危険?
神隠しとか、そういうのが多発する場所なのかもしれない。
歌詞は、よく見るとRevo節炸裂ですな。”→”も健在。
”遊戯”って、積み木遊びですよね、たぶん。
一生懸命積もうとしているのを、父親が優しく見守っている……そんなイメージを受けました。
フォントが違う部分は、森の悪意(マリス)の囁きなのかしら。

3. schwarzweiß 〜霧の向こうに繋がる世界〜
前2曲とは違って、一気に激しい曲調に。コーラスかっこいい!
ゲームバージョンを聞いた限りでは、「少年少女の冒険物語」という印象でしたが、
(たぶん、ゲームの内容と合わせて、そう取れるよう意図的に編集してあるのでしょう)
どうやら、幻想に囚われてしまった父親(黒)と、その影を追う少女(白)の物語の様子。
領主様は父子ものが好きなんですかね。ノア&ルキアとか、アビス&エルとか。
でも、曲調のせいかもしれませんが、その2組に比べて、
今回の父子はちょっと前向きに、互いに再会しているような感じを受けます。
中盤の歌詞も、すごく明るいですしね。
少女の方は純粋に「会いたい」という気持ちで突き進んでいるのに対し、
(だから、”無垢な白い花”。何度も”無垢”を繰り返しているし)
父親の方は「こんな所に来ちゃ駄目だ!」という気持ちで走っているのかな。
”ガストに乗って アトリエに届くだろう”はちょっと評判が悪いみたいですが、
(確かに私も最初は吹きました……しかもここ、ゲームバージョンには入らないし)
「ガストという力を借りて、我々プレーヤーがアトリエに冒険譚を届けるのだ!」
と拡大解釈すると、これ程素晴らしいタイアップ曲は他に無いのではないかと。
タイアップとは本来、タイアップ先のタイトルやキーワードを詰め込むのが正しい形なのですから。


全体を聞いて気になったのは、この「霧の向こうに繋がる世界」は、
「イリスのアトリエ」の世界とリンクしているのかどうか。
完全に独立したストーリーなのか、それとも一つのサブストーリーなのか。
後者だったら、歌詞の深い意味をゲーム内で知ることができるのか。
そういう意味でも、「イリスのアトリエ」やりたくなってしまう、ある意味恐ろしい主題歌なのでした。

曲・歌詞・歌声、全てが幻想的で、独自の世界観へ引き込む強さがありました。
明日のライブ、生で聞くのが楽しみです。

以上、乱文長文、失礼いたしました(嗚呼、ボキャブラリーが貧困すぎる)。
ここまで読んでくださり、真にありがとうございました。

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